便利な外部ライブラリは最小化する

LittlePocket.Labでは、外部ライブラリに関して1つのこだわりがあります。

それは、外部ライブラリは最小化して対応していくというものです。
RailsでいうGem, Node.jsでいうパッケージ, JavascriptでいうjQuery…etc

現在はコードを書かずにプログラムを作る、ローコード・ノーコードの時代です。
そんな時代の流れに逆らうかのように、LittlePocket.Labはコードを書くことを推奨しています。

その理由は2つあります。

まず、システムの汎用性と拡張性の問題です。
私たちが開発しているのは、一時的に利用するためのウェブサイトではありません。中長期にわたって事業の根幹を担うウェブシステムです。
故に、事業に合わせて柔軟に素早く変化していくシステムを作り上げる必要があります。
大量の外部ライブラリで構成されたシステムは、リファクタリングに多大な時間を要し、機能の追加や修正が困難になっていきます。
一方、ライブラリを使わずに実装した部分に関しては、適切に検討・管理されます。

次に、思考力の問題です。
外部ライブラリの導入は、思考をアウトソーシングしているとも言えます。
プログラムを作るのは知的好奇心を満たす行為でもあります。
目的遂行のための設計・開発・テスト・運用・リファクタを常に試行しながらプログラムを組み立てていく作業は知的な作業といえます。
日常的な業務をこなすだけで、特別なことをしなくても思考力を鍛えられる。
そういう仕事を私たちは好みます。

以上がLittlePocket.Labが外部ライブラリを最小化することの意義です。
もちろん、外部ライブラリはゼロにすることはできません。
オープンソースの時代ですからね、様々なツールやパッケージが栄枯盛衰を繰り返します。
それらを必要最小限で取り入れながらも、ベースはスクラッチ開発で。
そういうスタイルを採用しています。